FACEBOOK INSTAGRAM

ぐり不動産ができるまでの3つの幸運

 昨日、丹後土木事務所にて、宅地建物取引業の免許申請を行ってきました。当初の想定よりも、だいぶ改修工事に時間を要したため、免許申請もだいぶ遅れてしまいましたが、順調にいけば、なんとか12月上旬ごろには開業ができそうです。

 今回は、「ぐり不動産ができるまでの3つの幸運」と題して、不動産屋の開業に向けた準備の中で、とても幸運に恵まれたことについて、書かせて貰えたらと思います。

ぐり不動産ができるまでの3つの幸運

  • 1.宅建の12月受験とゆーき大学との出会い
  • 2.クサモトさんとの出会い
  • 3.事務所物件との出会い

1.宅建の12月受験とゆーき大学との出会い

 まず、宅建業を開業するには、必ず専任の宅建士が必要で、雇うか、自らなるか、のどちらかを選択しなければなりません。私の場合は、これまでに宅建業に携わった事がないので、知識もゼロ。すでに、経験や知識も豊富な経営者であれば、宅建士を雇ってスタートということも有りえますが、私の場合は、市場も全く読めない過疎地域での開業ですし、もちろん、「自らが宅建士になる」選択をしました。

 私が本格的に勉強を初めたのは、受験する年の6月頃からでした。毎年、宅建の試験は10月開催なので、だいぶ遅いスタート。。。しかし、この2020年は、まさにコロナが国内を混乱させまくっていた時期でして、宅建の試験も、試験会場が蜜にならないように、10月と12月の2回の開催に分割されたのです。そして、私の場合は、幸運(1回目)にも、12月受験に振り分けられたのです。(受験申込日の締切は統一で、受験者は希望の時期を選択できないルール)そのことにより、最後の追い込みがしっかり出来たことで、なんとか1回で試験をパスすることが出来ました。

 実は、10年ぐらい前の会社員時代に、2度ほど、軽い気持ちで宅建の試験を受験したのですが、あまりの付け焼き刃具合で、あえなく折刃。でも、おおよその勉強の範囲や量については、感覚があったし、何よりも1級建築士であることから、建築基準法分野では、多少の利があったのも良かったと思います。ただ、今回は、当時と異なり、なんといってもYOUTUBEが、根本的に勉強法を変えてくれました。

 都市生活と異なり、田舎の生活はとにかく車での移動時間が長くて、この時間をいかに有効活用できるか?に田舎生活でのインプット量は依存しているといっても過言ではないかなと思います。そこで、出会ったのがYOUTUBE。特に、この「ゆーき大学」の宅建の講義動画が秀逸で、ユニークな語呂あわせから、非常にロジカルなポイントの集約まで、とってもお世話になりました。また、機会があれば、勉強方法について、詳しく書かせてもらうかもですが、これから宅建業の受験を考えている人には、この「ゆーき大学」は、本当におすすめです!!

ゆーき大学
https://yuki-unv.com/

2.クサモトさんとの出会い

 試験に受かって、宅地建物取引士になれたとしても、実務経験なしで、すぐに開業するのは流石に難しいのではないかと思います。かといって、私の場合、年も年ですし、不動産屋に就職して、2~3年働いてから独立というのも、時間がかかりすぎる。そんな、わがままな希望の中で、何よりこの伊根から通えて、できるだけ若手で、ぐいぐい成長しているような不動産屋がないかと、探していたところ、幸運(2回目)なことに「株式会社クサモト」さんに出会えました!

クサモトの皆さんとお食事会

 代表の草本さんを含めて、社員が4名で、創業4年目ながらも、売上急拡大中の不動産屋さんです。代表である草本さんは、もともと、別の会社で不動産部門を統括し、10年以上の経験を積まれてから、独立された方で、私よりも数年若く、営業センスにとても長けた方。私のわがままな要望を、快く受け入れてくださり、2021年の6月から、現在に至るまで、不動産にまつわる様々なことを、現場で学ばせてもらっております。また、社員の方々も、とても親切でフレンドリーで、久しぶりの社員気分を、わきあいあいと楽しませてもらっています。笑

 草本さんに出会うまでは、伊根という極小のマーケットで、不動産屋という事業がそもそも成り立つのか?という疑念が払拭できませんでしたが、経験を積ませてもらった今では、大きな宝の山に見えて来るようになりました。これは、座学だけでは学ぶことのできない、この丹後地域ならでは「お客さんのニーズ」や、業界の「商慣習」、そして何より、「実直な稼ぎ方」を学ぶことが出来ている事が、とても大きいと感じています。ぐり不動産開業後も、クサモトのみなさんとは、密に連携をとっていきたいと思っておりますし、京丹後市の不動産をお探しの方は、下記のクサモトさんにアクセスしてみてください!!

株式会社クサモト
https://kusamoto.co.jp

3.事務所物件との出会い

 宅建士になって、実務を経験したら、残すは事務所の開設です。伊根町では、これまでのブログに書かせてもらった通り、特に舟屋群のある伊根浦地区では、事務所を開設したくでも、不動産がありません。「不動産屋を開業するための、不動産がない」のです。

 しかし、3回目の幸運が訪れます。2019年から、CAEE&BB guriを運営しているのですが、そのカフェの開業当初(今は、伊根町外にお住い)に、よくリピートして下さったお客様が、「うちの建物使ってもらっていいよ」と、おっしゃってくれたのです!!

 その建物は、CAFE&BB guriからもほど近い、伊根浦地区の中心地に位置しており、自宅からも近く、もう、これ以上にないというくらいに、ベストな物件でした。元々は旅館として使われていましたが、現在はその一部を住居として時々使用するのみで、その大部分が未使用で空き家状態でした。そのため、その大家さんとお話させてもらい、その旅館の3分の1ぐらいの面積を、事務所として賃貸することとなり、目下、その改修工事に取り組んで来たところです。また、別の機会に、これまでの、改修工事の経緯についても、書かせて貰えたらと思いますので、お楽しみに!

ぐり不動産の事務所となる 旧よし田旅館の外観

 来年には、ぐり不動産の事務所の右隣に、伊根町の図書館(文化振興・多世代交流施設)が新たに開業する予定となっており、伊根の中心地にあった、2軒(ぐり不動産と図書館)の連続する空き家が、有効活用されることで、とても良い賑わいが作れるのではないかと妄想しています。

伊根町 文化振興・多世代交流施設
https://www.kinoarchitects.com/works/inecho/

まとめ

ぐり不動産ができるまでの3つの幸運

  • 1.宅建の12月受験とゆーき大学との出会い
  • 2.クサモトさんとの出会い
  • 3.事務所物件との出会い

 これらの3つの幸運が重なって、なんとか、開業準備が整いつつあります。一見、普通のことのように感じるかもしれませんが、この3つのうち、1つでも欠けていたら、もっと、遅くて、小さくて、力を出しきれないような環境になっていたのではないかと思います。これらの、偶然的な出会いに感謝しつつ、自分自身も知識や経験を蓄えて、スピーディーにアクションをし続けられるように頑張って行きたいとおもいます!

People illustrations by Storyset

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

TOP